多くの人に待ち受ける家族の問題

若い頃は自分と家族の生活を一生懸命送るのに精一杯で、両親の介護なんて頭の片隅にもありませんでした。でも年齢が定年退職が見えてくるようになると、親の身体も色々と不具合が出てきて普段の生活が難しくなってきます。

 

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その変化がゆっくり進むかいきなり来るかは人それぞれでしょうが、我が家の場合は結婚した時に2世帯住宅を建て、フロアーを分けて親世帯と住んでいましたが正月休みにかみさんの実家に挨拶に行き、東名高速が混むのが嫌なので空いている正月2日の昼過ぎに帰ってきたら親父がこたつで動けなくなっていた。

 

もともとCOPDを持っていて家庭でも酸素吸入していたけど、普段は買い物も病院も一人で歩いて移動できていました。でも寒さのせいなのか話しかけてもあまり意識が良くなく、近くにある救急を受け付けてくれる病院に自宅の車に乗せ、連れて行ったら脳梗塞心不全でそのまま入院。

 

病院は急性期病院だったので2週間入院し、ある程度回復したところで回復期のリハビリ病院に転院、杖や手すりを使って少し歩けるようになりましたが、要介護3の認定をもらい介護生活スタートとなりました。

 

かみさんは管理職として働いていますが、私は幸い自営業とある程度時間を自由に取れたので神楽坂の事務所を閉めて、自宅で仕事をしながら親父の世話をすることになりました。

 

介護の知識などなんにも持ち合わせていませんので、手探りで課題が出ればその都度対応というやり方ですが、食事の世話から排泄の処理まで。お風呂は一人で介助するのは危険でも有るので、週3回のデイサービスで利用させていただいています。

 

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でも介護は大変です、呼吸器に障害を持っている病人ですから気温の変化には気を使いますので、介護できるようにリフォームしました。夏は冷房をつけっぱなしですし、冬は床暖房で部屋の気温変化を最小限に。

 

自宅での仕事ですから外出は激減、外出も食事の世話が有るのですぐ帰宅しないといけませんし、夜出歩くことも旅行に行くことも簡単には出来なくなりました。それでも家族や介護施設を利用してなんとか過ごしておりますが、なかなか大変なものです。