仕事始め

 今年は三が日が明けてすぐに仕事始めとなり、お年賀をいただきました。嬉しかったのが銀座の老舗、空也の最中。何と言っても餡が美味しい、濃く入れた緑茶とよく合います。私の住む横浜市には蕎麦や天ぷら・寿司、和菓子などの庶民の口を楽しませてくれる老舗や銘店は少ないと感じています。

 横浜の港が開港するまで寂れた漁村でしたし、近代になって臨海工業地帯に働きに出てくる人たちは、地方から出てきた農家の次男坊・三男坊が多かったようですから、安くて美味しいものへのこだわりはあまり強くなかったのかもしれません。

 美味しい餡子を作るには「御菓子司 たちばな」のように「おいしゅうなぁれ・おいしゅうなぁれ」と呪文を唱えるといいのでしょうか?。(笑

夏目漱石の「吾輩は猫である」にも登場する空也の最中