散歩

 昨日カミさんが休みを取ったのでどこかに行こうとのことでしたが、10年に一度という寒波で極力外出は控えて。とのお達しでしたのでクルマでの移動はやめ、電車でサクッと行ける鎌倉へ。ただ鎌倉で人の頭を眺めていてもつまらないので三浦半島の反対側、金沢八景から朝比奈の切通しを抜け鶴岡八幡宮までの散歩に行くことにしました。

 京急金沢八景駅から朝比奈まで約3km、普通バスに乗って行くところですがあまりの寒さにバスを待つことを断念し、お隣の六浦駅から徒歩で10min/kmくらいのスピードで歩くと2kmくらい歩くと体も温まってきます。

 鎌倉時代に武士の棟梁になった源頼朝が開いた切通し、昨年の大河ドラマも楽しく観ていましたので一々「北条泰時が鎌倉の鬼門である朝比奈に熊野神社を建てた」とか「梶原景時が上総広常を誅殺した太刀の血を洗い流したと言われる水場」とかの謂れを持つ場所が点在し、聖地巡礼を楽しむこともできました。(笑

切通り入り口に並ぶ石碑、悪霊を寄せ付けないために建立されたのでしょうか。

 近くに横浜横須賀道路が通るため、しばらくはクルマの音が混ざりますが住宅街のすぐそばに立派な自然環境があることにびっくり。

本当に山を削って(切って)通した道とわかります。

 寒かったので切り出した壁から湧き水が染み出し、つららになっていました。熊野神社との分岐を過ぎたあたりから下りとなりますので、湧き水でぬかるんだところを避け転倒しないよう気を配りながら降りて行くのは疲れます。切通しを抜けると十二社から浄明寺の市街地を抜け「鎌倉宮」から頼朝・義時の墓があったという法華堂跡、鶴岡八幡宮を抜け、お昼時を過ぎていたので若宮大路でお蕎麦をいただき、鎌倉最古の厄除け神として信仰されている八雲神社を最後に鎌倉駅から自宅に戻って参りました。

八雲神社、元は鎌倉祇園社と呼ばれ地元の人に愛されてきた気持ちのいい空間でした。

 京急六浦駅からGoogleMapでは9.5kmとありましたが、お昼ご飯の時間も含め約4時間の散歩でした。寒い1日でしたが自由に時間を使える自営業ならではの贅沢とも言える1日でした。