男と女

 先日エントリーした日経新聞のコラム「私の履歴書」の村井邦彦さん、未だ現役のミュージシャンとしてApple Musicでアルバムを公開していたのでダウンロードして聴いていました。4枚のアルバムのうちのRecollectionの一曲目がWing To Fly(翼をください)でしたが、4曲目にA Man And A Woman(男と女)が入っていました。1966年公開された映画「男と女」の音楽として有名でフランシス・レイの作曲、そのスキャット村井邦彦さんと山本潤子さんが歌っていますが、声と曲がよくあっています。

 山本潤子さんは「赤い鳥」や「ハイ・ファイ・セット」で活躍されたミュージシャンですので、あの頃と同じシルキーで滑らかな歌声に魅了されています。

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 曲もそうですが「男と女」の映画の方もクルマ好きにはFORD GT40をテストする様子やムスタングでのモンテカルロラリー、ル・マン24時間などが舞台となっており楽しめる映画です。レーサー役のジャン=ルイ・トラティニャンは残念ながら昨年6月に亡くなってしまいましたが、続編となる「男と女 II」や「男と女 人生最良の日々」と3部作を通して観ると、「男と女 II」では映画プロデューサーになったアンヌの着るゴルティエの服やレースもパリダカになっていたり時代を感じさせてくれます。「男と女 人生最良の日々」ではジャン=ルイが認知症になりホームに世話になるとか、前期高齢者になった私としてなんだか身につまされる話だったり、なかなか見応えのある作品でした。

 「男と女 II」と「男と女 人生最良の日々」は映画配信サイトで見ることが出来ますが、最初の「男と女」はDVDを探すしかないようなので、少しハードルが高いですかね?。