神は宿るか

 ディティールに神は宿ると言ったのはバウハウスミース・ファン・デル・ローエですが、私は神様というか未知の力に運命を握られているような宗教は信じておりませんけど、なんとなく八百万の神さまは信じているような矛盾した性格です。

 もちろんご先祖さまなどの実在した人を敬う仏様は大事にしていますが、災害大国と言われる日本で昔から生活して来た人たちが暮らしていくため、多くの厄災から身を守るために信仰した慣わしには擬人化ではない神を感じる事もあります。私としては周りの人に大事にされ守られてきた木々や自然の多くのこる神社が好きなのもこの辺にあると思っています。

 3月11日はあの厄災が起こってから12年の節目でしたし、最近身体に感じる地震も増えて来ているように思います。南海トラフ地震も注意を促し始めていますので日本の要にある神社に参拝に行こうと思い、厄災を抑える物語として映画「すずめの戸締り」でも地震を抑え込む要石として登場しましたが、抑える地点ではなく日本列島を作る力となった九州から茨城まで伸びる「中央構造線」とフォッサマグナの左にある「糸魚川-静岡構造線」、この大きな断層が交差するところに諏訪湖を挟むように鎮座する諏訪大社に行ってまいりました。

諏訪大社4社のうち下社春宮、神楽殿に掛かるしめ縄が出雲大社との繋がりを感じさせます

 諏訪大社諏訪湖の北側に「下社春宮」「下社秋宮」南側に「上社前宮」「上社本宮」の四社からなります、この時期花粉症持ちの私としては黄色く色づいた杉の花には恐怖を感じましたが、春>秋>前>本と参拝し御朱印も頂戴したところ「四社参拝記念」の小銭入れをいただきました。以前のエントリーでも書きましたが参拝時、小銭の準備が必要な世の中になりましたのでありがたく頂戴しました。

小銭を入れ持ち運ぶのにちょうどいいガマ口です