京浜工業地帯の端っこに

 私が居住する横浜市北東部は戦後京浜工業地帯として大企業の工場や製油所などが並び、公害の町として不名誉な歴史を持ちますが、今は夜間の工場を「工場萌え」として夜景を楽しんでいたりしています。首都高湾岸線の浮島JCTから横羽線の大師JCTまでの首都高神奈川線K6を夜間走ると火を吹く煙突に製油所の灯りがブレードランナーの世界を彷彿とさせるほど綺麗だったりします。

写真は拾い物です(写真AC)

 そんな京浜工業地帯の端、神奈川区のJR東神奈川駅の海側にある橋本町にも小さな製油所があります。こちらは石油と違い胡麻油の製油所「岩井の胡麻油株式会社」、50sを彷彿とさせるBar StarDustの運河を挟んだ向かい側で大正時代から胡麻を搾っています。先日横浜に行った帰りに立ち寄り、工場事務所で搾りたてをいただきました。

 今までスーパーの棚に並ぶ胡麻油を使っていましたが、青魚の刺身を使ったカルパッチョに使ったり、朝の味噌汁に数滴垂らして風味を楽しんだりと、ブログにポストして知って欲しいと感じるほど美味しい胡麻油でした。

右が普通焙煎の「金口」・左が深い焙煎の「濃口」

 昨夜の晩御飯は頂き物のマグロの中おちがあったので、ネギトロ丼として福井のとば屋酢店醸造の「桜酢」で軽く酢飯にして中おちを乗せ、金口を数滴香りづけして食べました、口福とはこの事かと美味しくいただきました。