不調の原因

 一と月半もブログを更新せずサボっていましたが、最後のポストが「連続市街地走行の弊害」でした。実はあの後懲りもせずノロノロ運転を続けていたらまたアイドリングでプルプルと振動を始めたんです。あれれ?排気系の詰まりじゃないのか、症状をよく観察してみるとエンジン始動後の冷えた状態では症状なし。室内のエアコンの吹き出し口から暖かい空気が出てくるエンジンが温まった状態だと症状が出てくる。

 クリーンディーゼルと言われるエンジンは各種センサーでコントロールする超がつくほどの精密機械の塊ですから、冷感時でもアイドリングを安定させるために濃いめに燃料を噴いたりしています。更に言うならエンジンの吸気 > 圧縮 > 燃料噴射 > 爆発 > 排気と言った一行程中の燃料噴射だけでも6分割噴射を行うなど、燃料消費が少なく排気ガスもクリーンで理想的な燃焼を行うために緻密にコントロールされていますので、空気量を測るセンサーや燃料を噴き出すインジェクターにに汚れがついただけでもバランスが崩れだし、不調を訴えてきます。

 コンピュータにエラーが入っていないかディーラーに車を持ち込み、調べてもらいましたが記録は無く、エアフローメーターのセンサー清掃で様子を見るようにいたしましたが、2日後に車を出してみると症状が再発。出口と入口はクリアしたので次は燃焼室のインジェクターのクリーニングと、今まであまり信用していなかった燃料に入れる添加剤を試して見ました。

トヨタの系列であるアイシンのインジェクションクリーナーをチョイス

 本当は山道かなんかをガンガン走った方が良いのでしょうが、首都高を流しながらドライブモードをダイナミックにしてエンジン回転を高回転で維持するモードで1時間ほど走ってきたら、症状が消えました。しばらくは様子を見つつ走ってみます。

連続市街地走行の弊害

 我が家のクルマは Alfa Romeo GIULIA Diesel Super なんですが、クリーンディーゼルと言われる排気ガス対策が施されたクルマ。ディーゼルエンジン軽油を直接エンジンシリンダー内に噴射する方法で燃焼させ、力を取り出す仕組み。昔のトラックの後ろを走ると黒い煙がモクモクと排気管から出るのを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。

 細かい粒子状の燃料を燃やす時に出てしまう燃えかすの煤が原因なんですけど、環境対策を取らずに野放図に大気中にばら撒くことはできませんので、排気管にDPFDiesel Particulate Filter)という装置で排気ガス中の煤を捕捉して排気ガスを浄化しますが、フィルター内部に溜め込んでおくにも限度があります。DPF内には圧力センサーが装着され、煤で目詰まりしていると感知したら燃料を濃いめに噴いて排気温度を上げ、フィルター内を焼いて解消させています。

 市街地走行でノロノロ運転を続けるとエンジン回転を上げることなく、DPF再生に支障をきたし信号で停止しているアイドリング回転時など、エンジンが不整脈を打っているように綺麗に回らなくなります。先日寒いからと遠出を控えておりましたが、御殿場まで往復してきました。ディーゼルでトルクがありますので、100km/hの巡行ではエンジン回転数はだいたい1500~1600rpmくらいですので、往路の片道だけではアイドリング時不安定なところもあり解消されていませんでしたが、ミッションをマニュアルにし2速ばかり低いギアを選んで2000rpmを維持し、20分ほど走行して戻りましたら不整脈もなくなり、気持ちよく走ることができました。

 最近ガソリンエンジンでもシリンダー内に直接ガソリンを吹くエンジンも増えていますが、直噴と言われるこの方式のエンジンは、ディーゼルでもガソリンでも同じように煤が出るので、フィルターが装着され同じように焼成することで詰まりを解消させています。ディーラーなどの整備工場で強制的にDPFクリーニングもできますが、時々空いた高速道路上でエンジンに負荷を掛けてクリーニングをすることも、クルマを安定して使う健康維持の為には必要かもしれませんね。

御殿場は富士山が近くてリフレッシュできます

 

 

個性

 自分らしく個性的な作品をどうすれば作れるのだろうと、クリエーターの悩みとして誰もが悩むと思うけど、長年そんな暮らしを続けてみて感じるのは自分の好きなことを続けていくこと。他の人から何か言われて自分が共感できれば修正すればいい、人の作品を見て惹かれればとりあえず真似して作ればいい。そんな事を続けていき出てくるのが個性で、遅いか早いかも一つの個性だと思う。

 NetやSNSなど無かった頃は雑紙などはサブカルチャーと言われ、その文化を入り口にさまざまな芸術やアート・伝統工芸などの音楽やら文学・イラストから写真など好きなものを見つけ、こんな風になりたい、こんな作品を作りたいと真似をし続けることの反復練習の中から少しづつ自分の意思が作品に反映され、個性になるんだと思う。

 今は雑誌などのサブカルチャーと呼ばれるものは見当たらないけど、SNSでは膨大な量の情報の中に自分を置いてしまうと迷子になったように感じてしまうのかもしれない。でも若いうちは迷った方がいいと思う、彫刻を目指してものを作る面白さに目覚め、建築や家具職人になったっていいじゃないか。釣りが楽しくて魚を捌いて食べるのが好きになればいい料理人になるかもしれない。

 やっぱり自分の好きな物を見つけるのはワクワクして楽しい物だ、そして好きなことを続けていくのは才能だ。今は思うようになっていないと感じるかもしれないけど、腐らず進めば何か見つかるはずだと感じています。

画集や写真集はページをめくるのが楽しいね

 

2024 迎春

 全く今年は新年早々騒がしく、被災された方々には本来だとのんびりできる三が日から避難所生活を強いられ、火事や家屋の倒壊などに遭われた方々にお悔やみを申し上げるとともに、1日も早い復興を願うばかりです。またタイトな運用とはいえ、アクシデントがあると大事故につながる航空機運用には、慎重な上に厳密なる行動をお願いしたいものです。

 とはいえ一市民の私は帰省を予定していた義実家家族にインフルエンザ罹患者が出たため、予定を全てキャンセル。娘夫婦・息子との家族だけで年末年始を過ごし、年が明けた2・3日は恒例の箱根駅伝をテレビの前で観戦と、イベントも無いお正月ですが腰椎治療後ランニングを復活した私に駅伝は身体を動かしたくなるイベントです。

 大学生の彼らは3分/1kmを切るスピードで走り抜けますが、鞭を打つと怪我ばかりする身体では年末年始の欲望に従って鈍った身体を元に戻すのも容易ではありませんけど、始めないと前に進めませんので今年の走り始めは今日から。

毎日折り返しで写真を撮ります

 本当は朝早く出て今の時期ですと夜明け前に帰ってくるのですが、真っ暗でつまらないので以前撮った写真を。

 この一年を占うに、新年早々立て続けに厄災に見舞われ「この一年をビクビクしながら過ごす」のか「悪い事はこれでお仕舞い。あとは平穏な一年が訪れる事でしょう」と考えるのか、お気楽と言われても後者を選びたいですね。

 

こちらを立てればあちらは立たず

 今年の夏の猛暑で毎年楽しみにしていた農家さんの果実が不作で、いただく事ができませんでしたが、反対に近くに住む友人知人の庭に植っているレモンやらオレンジやらが豊作で、食べきれないからとお裾分けが回ってきたりします。丹精込めて育てたリンゴや蜜柑の木が天候の影響でダメージ受けているのに、水や肥料もやらないほったらかしの木にタワワに実が成るとは、皮肉なものです。

 愛媛の農家さんから蜜柑やマドンナを送ってもらうと、おまけにレモンをいくつか入れてくれたりしていました。最初の頃はレモン・チェッロなどこさえたりしましたが、蒸留酒はキツく感じるようになったので、レモン鍋にしたりもしましたが今年頂いた野良のレモンはマーマレードにし、毎朝のヨーグルトのソースにする事にしました。

 何年か前、ご近所さんの庭にたくさんなっている金柑など、せいぜい野鳥が啄むくらいで、時々メジロなんて珍しい鳥も見る事ができますけど、使わなければとお願いして収穫させていただいた時もあります。この時はバケツ2杯くらい収穫できたので、種を除いて中の皮と一緒に火にかけ、裏漉しする事で美味しくいただけましたが、手間と時間がかかるので金柑ジャムは最近作っておりません。

マーマレードとしては色が薄いです

 レモンの皮にはオイルが多く含まれ、雑味になるので3度ほど煮直してから煮詰めます。食べやすい種の少ない果実ではなく、野良のレモンですので種もたっぷり、ベクチン豊富でしっかりとしたとろみもあり、グレープフルーツのような少しの苦味のある美味しいママレードになりました。

 

京浜工業地帯の端っこに

 私が居住する横浜市北東部は戦後京浜工業地帯として大企業の工場や製油所などが並び、公害の町として不名誉な歴史を持ちますが、今は夜間の工場を「工場萌え」として夜景を楽しんでいたりしています。首都高湾岸線の浮島JCTから横羽線の大師JCTまでの首都高神奈川線K6を夜間走ると火を吹く煙突に製油所の灯りがブレードランナーの世界を彷彿とさせるほど綺麗だったりします。

写真は拾い物です(写真AC)

 そんな京浜工業地帯の端、神奈川区のJR東神奈川駅の海側にある橋本町にも小さな製油所があります。こちらは石油と違い胡麻油の製油所「岩井の胡麻油株式会社」、50sを彷彿とさせるBar StarDustの運河を挟んだ向かい側で大正時代から胡麻を搾っています。先日横浜に行った帰りに立ち寄り、工場事務所で搾りたてをいただきました。

 今までスーパーの棚に並ぶ胡麻油を使っていましたが、青魚の刺身を使ったカルパッチョに使ったり、朝の味噌汁に数滴垂らして風味を楽しんだりと、ブログにポストして知って欲しいと感じるほど美味しい胡麻油でした。

右が普通焙煎の「金口」・左が深い焙煎の「濃口」

 昨夜の晩御飯は頂き物のマグロの中おちがあったので、ネギトロ丼として福井のとば屋酢店醸造の「桜酢」で軽く酢飯にして中おちを乗せ、金口を数滴香りづけして食べました、口福とはこの事かと美味しくいただきました。

アレ!

 今年の流行語大賞は「アレ」だそうですが、ごめんなさい。野球は高校野球をたまに見るくらいで、贔屓の球団などございません。ただ前回阪神が優勝した年は友人が結婚した年だったので、思い出したように38周年のお祝いをしただけでした。

 アレとはアレですよ。男性のトイレにあるアレ、TOTOさんの白と黒のアレ。パンダの顔に見えてしょうがない。

 

 

 一度そんなふうに見えてしまうと頭で修正が効きません、困ったもんです。どうでもいいんですけど。

 

 

 今回はくだらない事にお付き合いいただいて申し訳ございませんでした。