個性

 自分らしく個性的な作品をどうすれば作れるのだろうと、クリエーターの悩みとして誰もが悩むと思うけど、長年そんな暮らしを続けてみて感じるのは自分の好きなことを続けていくこと。他の人から何か言われて自分が共感できれば修正すればいい、人の作品を見て惹かれればとりあえず真似して作ればいい。そんな事を続けていき出てくるのが個性で、遅いか早いかも一つの個性だと思う。

 NetやSNSなど無かった頃は雑紙などはサブカルチャーと言われ、その文化を入り口にさまざまな芸術やアート・伝統工芸などの音楽やら文学・イラストから写真など好きなものを見つけ、こんな風になりたい、こんな作品を作りたいと真似をし続けることの反復練習の中から少しづつ自分の意思が作品に反映され、個性になるんだと思う。

 今は雑誌などのサブカルチャーと呼ばれるものは見当たらないけど、SNSでは膨大な量の情報の中に自分を置いてしまうと迷子になったように感じてしまうのかもしれない。でも若いうちは迷った方がいいと思う、彫刻を目指してものを作る面白さに目覚め、建築や家具職人になったっていいじゃないか。釣りが楽しくて魚を捌いて食べるのが好きになればいい料理人になるかもしれない。

 やっぱり自分の好きな物を見つけるのはワクワクして楽しい物だ、そして好きなことを続けていくのは才能だ。今は思うようになっていないと感じるかもしれないけど、腐らず進めば何か見つかるはずだと感じています。

画集や写真集はページをめくるのが楽しいね