陸上自衛隊 富士総合火力演習

昨日、毎年行われている東富士演習場陸上自衛隊富士総合火力演習を見てきました。
一般公開は来週の24日ですが、一足先に隊員の家族と退役した元隊員への展示。
とは言え防衛大臣も見に来る本番前の、最後の練習なのかもしれませんけど、
自衛官の娘として生まれ、御殿場で育ったカミさんの実家に夏休みで行くたびに聞こえていた、
実弾演習を初めて目の当たりにしてきましたよ。

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御殿場市内より標高が高いからか、天候が不安定な山の天気。
晴れて暑くなったと思えば雨が振り、かっぱを着ても寒いくらいだったり。
戦闘車両が走り回るのに多少足場を整えるためか、土を入れて均してと、
自己完結できる自衛隊と言うより、土木作業が時間まで続いていた。

見学していたのはスタンドの中ほどでしたが、一般参加の日は目の前のシートも観客席になるようで、
何人くらい入るんだろうか?。
ちなみに今年の一般公開のチケットの当選倍率は23倍の狭き門だったようで、
いい席を取るために前の晩から並ぶ人も居るとか。

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スタンドはこんな感じ、隊員の所属部隊別に座るエリアが決まっており、
後ろに立つノボリは、各部隊のノボリ。
雰囲気はサーキットにレースを見に行った感じ。

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対空の87式自走高射機関砲 35mm高射砲2門をレーダーと連動し、
侵入機から守るんだろうけど、正直狙われたくない。

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10式戦車 戦車以外にも75式自走155mm榴弾砲とか203mm自走榴弾砲なども
実演展示がありましたが、戦車が発砲するときの音と音圧がひときわ高く、
多分100m近く離れているにもかかわらず、砲撃の衝撃波が伝わってきます。

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ヒューイ、斥候用のオフロードバイク2台積んで、目的地にタッチ・アンド・ゴー。

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チヌークとブラックホーク、制圧用の部隊が降下してすぐさま散開。
制空権確保後、敵対武力を制圧し進行とわかりやすい実演展示でした。
昼の部はこの後車両などの展示があり14時に終了。

19:30から夜間展示のため一時撤収。

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夜間は完全に日が落ちてから、全ての明かりを消して演習を開始、
最初は暗視装置を使っての攻撃演習。
真ん中の緑のランプが付いているのが90式戦車、右側のはわかりません。

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90式戦車の砲撃、たまたま撮れたけど、光の矢だね。

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照明弾、こんな光景演習以外で見たくないね。

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照明弾で浮かび上がる戦車のシルエット。

私はミリオタではないので、武器に対しての思い入れはありませんが、
国を守るための火力はとてつもなく大きい力を持っています。
日本の街に火力が展開した絵は見たくないと同時に、
いまだに残る世界中の紛争が早く終わることを望みます。

抑止力を持っていることのアピールを、シビルコントロールの一つの手段として
上手に使ってほしいと切に感じます。