ポンコツ

 機械だけでなく人の身体も長年使い続けていくと、センサー異常や可動部品の摩耗でだんだんと初期性能が維持できなく成ってきて、騙し騙し使っていくようなポンコツ状態になります。メモリー不足とアクセススピードの劣化からCPUもだんだんと陳腐化してきますし、パーツの交換でリフレッシュできない老化は残酷でもあります。

 脊柱管狭窄症で5月の連休は治療で入院ですが、骨と骨の間にあってクッションとなっている椎間板が劣化し、横になって寝ている間は既定のクリアランスに戻りますが、朝起きて動き始めると重力の影響で椎間板が圧縮され、神経に当たるのか背を伸ばせず腰が曲がっての行動です。脊髄に直接当たる部分を修正しますので、麻酔やらいざという時の輸血やらたくさんの同意書に署名するのも一苦労です。

 今更言っても手遅れですが、青年から中年に至る時期に「タバコは吸うな・酒はほどほどに・夜は寝ろ」などなど、将来ポンコツにならない習慣へのリテラシー教育があったなら、当時の自分に向かって強く全財産投じても受けろと推奨するところです。ホント、今更ですよね。

使っていくしか無いですね