国の定義

 もう毎日トップニュースはイスラエルウクライナでの戦争のニュースばかり、多くの人が命を落とす争い事はもうホントうんざりですけど、当事者にはそれぞれの正義を武力行使してでも通さなければいけない事なのでしょう。2000年以上も続くユダヤ人とアラブ人との諍いでしょうが、争いを話し合って決める現代社会において力を誇示するのはいかがなものかとも思いますが、ほとんどの国が加盟する国連は国同士の戦争は認めていません。

 独立国において領土・国民・財産を守るための自衛権は認められていますが、攻撃する側も受ける側も相手は軍人と軍の施設に限られ、意図的に民間人・施設を攻撃すれば戦争犯罪として認められれば後に罰則が課せられます。しかし今回のイスラエルパレスチナの紛争でパレスチナ側は自国民を盾として利用し、相手の国民も人質として監禁しての戦争となっている事からもう国と国の争いではなく、国という皮を被った犯罪組織対国家という様相です、どんなに相手を罵り自国を華美に持ち上げようとも共感できませんね。

 民主主義国家としては法を定め、国のやっていることを国民が監視できる所だと思いますが、専制主義国家では目的を為すために法や人権は後回しになってしまいます。困ったことに日本の隣りには専制主義国家が3つも揃っているので、そんな国とどう付き合うべきか不安です。国連という組織の改革も必要だと思いますが、今はお飾り的な国際司法裁判所の判断も実行力強化を醸成していかなければいけないように感じます。

国家として自衛権を行使するための力は必要だと思います