コスパ

 コストパフォーマンスでは長いからと略してコスパと呼ぶ方も多いですが、物の持つ価値に対しての対価として安く感じられるか高く感じられるか、選ぶ人の価値基準で商品・製品の質の評価次第で変わってしまうもので、身の廻りにある物全てにあてはまると思います。

 お酒なんかも一昔前までは酒税法の改正前でワインは高い物でしたが、最近のスーパに並ぶ多くのワインは新興国のチリや南アフリカ産の比較的安いワインも見受けられ、¥1,000を切る価格のものも多くなりました。若い頃は質より量で箱に入ったバッグインボックスのワインを飲んだりもしていましたが、量が飲めなくなったのに比例して美味しいワインを求め始めました。

 しっかりとしたフレンチやイタリアンのお店で美味しいと感じられるワインは、レストランでは1本あたり¥7〜8,000するものが多く、ワインの専門店では¥4〜6,000くらいのクラスでしょうか。最近飲んで気に入っているのがエノテカが輸入販売しているバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドボルドーで手掛けるカジュアルワイン、ムートン・カデ。¥1,000台から¥8,000以上と選べますが、¥2,000台のカジュアルに飲めるワインで本格的なボルドーワインを作り続ける力量がすごいです。

気温が低いこの時期は思わず手が伸びてしまいます