オペの最中は、ルーペやマスクをしているので顔がわからない、
なもので清潔区域を外れた廊下や、厳密な清潔区域を要求していない手術室での撮影。
オペの状況で、予定の時間を大きくずれるのは当たり前で、
中には3時間以上ずれてしまうこともざらにある。
この病院には全部で7室の手術室が有り、感染の危険性に合わせたレベルで区分けされていて、
それぞれのオペの状況を附室というか、ナースステーションのモニターで、
確認できるシステムになっている。
なんだか知らないけれど、昨日は救急車が多く、それと比例するように緊急のオペが続いたようです。
昨日の心臓外科の先生方のお仕事内容は、大動脈置き換え術と、心臓血管のバイパス手術。
どちらも難しい手術で7~8時間はかかる手術、特に大動脈の置き換え術は心臓を止めるので大変。
患者さんの状態で、オペの時間が予定の時間をオーバーすることはざらで、
何度か撮影に行っていますが、予定時間の1時間オーバーくらいで終わったことは一度も無し。
早くて3時間、昨日なんか2チーム入っていたのでオペ室には5時間ほどいた事になる。
ただ、オペの進捗具合をモニターしていることにも飽きて、
近くのものを撮ってみた。
患者さんはやはりというか、高齢の方が多く、内視鏡などの低侵襲手術が求められるわけですよね。
肺の悪性腫瘍除去とか、腹腔内のドレナージとかもう色々。
長い時間集中力を保ってオペに当たる先生には、本当に頭が下がります。