天候悪化とリンクしてます

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今回のブログは写真少なめ、文字は多めになっています。

この何年か、あまり感じなかったけれども、この2~3日壊しちまった右肩の関節が痛い。しくしくと四六時中存在を主張してくる、やっぱり雨や雪になる天候が痛みを誘うのだろうか。主張するのは抜かないことに(こう書くと抜けるように感じられるかもしれないけど、現実的には抜けない)決めた、上腕骨の髄内釘なのか、辛うじて動いている関節なのか分からないけど、左上腕骨にも入っている髄内釘は主張していないので、やはり右肩関節か。

全国民が入れる健康保険のお陰で、他のどの国と比べても優れた医療サービスを受けられるこの国でも、整形外科領域で関節の治療は、風邪をひいた時のように診察を受け、薬を処方してもらい完治するように、医療で全てを治療できるとは感じない。

手術などで骨や腱の修復はできるけれど、元のように動かせるようになるには、リハビリという地道で長い自分中心の治療を経ないといけない。医師や作業療法士は体の仕組みを理解しているアドバイザーであり、魔法の呪文をかけて体を治してくれるわけではないのだ。コーチと共に勝ちに行くアスリートというのがイメージとして一番近いだろうか。

つまり治療を受ける患者側も、体の仕組みを理解しなければいけないことだ。根性でなんとかなるものではない、物理的なデーターとしては振れ幅が大きいけど、効果があったという医学的なエビデンスは過小評価できない。

人間を含む動物全般に言えるのだろうけど、同じ体を長年使い続けていくうちに、怪我や病気で上手く使えない体のパーツが出てくるが、クルマやバイクではないのだから、新品のパーツに交換することはできない。現実的には具合が悪いのを理解した上で、そんな自分の体と折り合い、付き合っていくしかない。

それに若かった頃は、友人の医師からよく言われていた言葉がある。高血圧と糖尿病だけは気をつけてならないように、健康診断などで兆候が現れた時点で、生活習慣を改善するように。この言葉は今まではあまり深く考えもせず、盲目的に従っていたけれど、この2つの症状(病気ではない、状態だ)は、すこしずつ正常な体の状態を削っていき、心疾患や脳血管障害などの大病につながる。ポックリ逝けたら嬉しいんだけど、苦しいのが続いたり、ブザマな姿を長年晒したくはない。

そんな使い倒した自分の体のことを理解していたから、昨年から長い時間体を動かすことを目的に、長い距離歩くことにした。きっかけは単に思いつきだったんだけど、後から理由をつけると、まぁこんな事が漠然と頭にあったのが理由だろうと。

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しかしそうやって体を動かすことを一年続けてみると、デメリットは少なく、多くの良い点が見つかった。

最大のデメリットはめんどくさい、疲れる、時間がもったいない、靴底が減る。(たくさんあるぢゃないかw)と言ったところか?

メリットとしてまず挙げられるのは健康に良い事だろう。具体的に上げていくと体を低負荷で長い時間動かすので、カロリーを消費でき、血糖値が抑えられる。

血液やリンパといった体内の循環器系の働きが良くなるので、体の抵抗力が上がり風邪をひかなくなった。でも、寒い時はくしゃみや鼻水は出ますよ。
・・・血液と違い、リンパ液には心臓のようなポンプはありません、筋肉の収縮によって循環しますし、リンパ球は白血球です。

体内に必要な物資を運ぶのは血液です、体の隅々まで物資を運ぶためには血液を循環させてあげるのが一番。例えば関節痛に悩む患者さんによく注射されるヒアルロン酸、関節をなめらかに動かす潤滑剤ですが、結構これを謳い文句にするサプリメントがあります。

でもご存知でしょうか、数年前は飲み薬としてお医者さんが処方してくれた薬でした。でも飲み薬としては効果がなかったので、今は処方していないと聞きます。

なぜか、薬が体内に吸収されてもサイズが大きいため、血液で患部に届かないのが原因と、整形外科医が書いた本にありました。その外科医はヒアルロン酸は関節を使わないで居ると減るものだから、その関節を使うことで刺激され、ヒアルロン酸が体内で生成されると。

関節の治療(手術)後のリハビリもそうだけど、痛いから使わないとアッと言う間に可動域が小さくなります。私は手術の翌日からリハビリが始まった、年寄りはゆっくり休ませてくれといっても、可愛い作業療法士の先生は聞き入れてくれなかった。w

痛くなってから動かそうとするのはハードルが高いので、痛くならないよう、日頃から動かしておこう・・・と思う。

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哺乳類で二足歩行するのは人間だけだけど、だから人間だけに出る症状の腰痛が、歩くことで斜腹筋が鍛えられ、筋肉で上半身が支えられるので腰椎に無理な力がかからなくなったので腰痛(ぎっくり腰も)が無くなった。・・・とは言え腰椎にヘルニアがあるようなので、時々無理すんなと自己主張はしてくる。

事務所からの帰りがけにも歩くので、家に帰ると良い感じで疲労感がある。風呂に入って就寝すると疲労感のお陰でぐっすりと深い眠りに入ることが出来、よく朝はすっきりと起床できます。

自分の体は自分が一番知っているでしょう。私が書いたこのやり方は、私の体にいいと感じ実践しているやり方です。でもある程度の年令を重ねてくると、身体は使わないと錆びてくる。これは私が実感したことです、錆ないよう労りながら使ってあげるのが、いつまでも健康でいられるコツのように感じます。