今年の春先にかみさんから「休みをもらったから旅行に行こう」と宣言された。かみさんは川崎に有る約350床の病院で働いていて、年度初めに永年勤続25年で2週間の有給休暇をもらい、まとめて2週間は休めないので、とりあえず半分の1週間休みを取ると告げられたのは5月。旅行に行きたいところは山ほどあるけど、国内でも行ってみたいところはたくさんあるので、旅行先は国内旅行と意見がまとまった。
わたしは自営業なので仕事は調整すれば休める、介護中の親父はどうしようか。一週間のショートステイを担当のケアマネージャーさんに探してもらったら、お盆や正月の時期は無理だとわかっているけど、連休外せば9月には受け入れできる施設があるかと思ったら全滅。ちなみに施設の予約受付は3ヶ月前からの横並びスタート。
回復期リハビリ病院などにレスパイト入院で探してもらい、居住地の病院で受け入れていただくことになり、10日間の入院が決まった。ケアマネさんは介護老人福祉施設でのショートステイは探してくれるけど、レスパイト入院はこちらから提案しなければ探してくれなかった。介護中の家族が居る家庭は旅行にもいけないことを納得、これは頼んでいるケアマネさんの事業所によって差があるのかしら。
どこに行こうかと相談したら、私が4年前に仕事先の取材と事業所の撮影で行った出雲か、伊勢がいいと。伊勢・鳥羽だけで一週間は持て余しそうだったので、熊野から三重県・和歌山県・奈良県の県境を北上し吉野から奈良へ抜けるプランを考え、出雲と比較したが、出雲は飛行機で行ってレンタカーと年取ってからでも行ける。十津川とか天川村とかの山奥は公共交通機関はバスぐらいだし、高速も通っていないので山道を延々と走るのは今行くしかないかと紀伊半島を旅行先と決めた。
それに、この国の歴史と信仰のキーポイントなので、自分の目で見ておくのも悪くないよね。ということです。
