旅行に使う足は購入して13年目になるFIAT Multiplaという排気量1600ccガソリンエンジン4気筒5速マニュアルトランスミッション、全後列横に3つづつシートが有る6人乗りの車、イタリア本国ではタクシーに使われていた車で、モデルチェンジする前は良く醜い車と揶揄されましたが、今でもそちらのデザインのほうが人気があります。
でも、ウチはあんまり拘りがなかったので新しく普通のFIAT顔になったタイプで、輸入元のFCA Japanが2007年に最後の便で日本に入ってきた1台。この頃のイタ車は内装のプラスチックの仕上げが経年変化でベタベタと汚れを撒き散らすやつで、このあたりの年代のイタ車オーナーは「どうしてます？」なんて言葉が挨拶代わりでしたが、最近は流石に聞かなくなりましたけど今回の旅行で久しぶりに聞くことに。（後述）
以前、杖なしでは歩けなくなった親父を診療所まで連れていき、駐車場に停めていたら車の周りを観察する人がいて、何かと声をかけたら「珍しい車ですね」だって。珍獣扱いですが人は6人乗せられるし、荷物もそこそこ。横幅は広いですが全長は4mを5mmだけオーバーするコンパクトな車体。しかも高速ではうるさいですが足回りはしっかりしていて乗り味も安定性も抜群、イタリアやフランスのメーカーが作る下駄グルマはなかなか侮れません。
息子が免許取って擦ってきたりと傷だらけを放置したまま、洗車やワックスがけはしたことがなく、点検や車検時にディーラーがキレイにしてくれたのを汚れるままに乗っています。車での移動はあまりしなかったもので13年目でやっと3万キロを超えたくらい、高速道路での移動が多い今回の旅行ですが、この車非力なエンジンですので100km/h時のエンジン回転数は3500rpmと高回転で音楽を聴く気にもならず、カーナビもつけずオーディオもオリジナルの古いまま。強いて新しくつけたのはスマホやタブレット充電用のシガーライターから取るUSB端子くらい。
昔は大型バイクを使ってのロングツーリングが好きでしたので、かみさんが定年退職して平日の時間が自由に取れるようになれば、渋滞の少ない平日にあちこち走りに行きたいですね。私は今年で62歳になりますから、運転できるとしても80歳くらいまで？、もうすぐ年金生活者でしょうから次の車が最後の車でしょうか。
今の車が高速を入れた長距離走って燃費が13km/lくらい、ガソリンはハイオクを要求（欧州とレギュラーガソリンのオクタン価が違うため）しますので次の車はもう少し燃費がよく、燃料費の安いロングツーリングでも楽なトルクの有るディーゼル車ですかね。
