旅行に行ってきました Day 1

 9月の下旬にとても遅い夏休みをとって旅行に行ってきました。一口に旅行と言っても人それぞれ、旅行会社で移動から宿泊先までパッケージされたモノもありますが、私の場合は主にツーリング。以前はバイクで色んな所を走りに行きましたが、今はかみさんと車で主に地方にある神社巡り。なぜに神社かというと古くから自然と人との共生で場が整えられ、何となく落ち着くからとしか言いようがありませんが、言い換えてみればその地と関わってきた人との力で「気」(のようなもの?)が感じられるからでしょうか。

 で、今回の目的地は若狭湾の左側、丹後半島辺り。だいたい出発は首都圏の混む時間帯を外した夜明け前に出発します、第一日目は距離を稼げるので目的地は遠くても問題ないのですが、そのまま帰るとなると一日で帰るにはチト厳しいので途中あちこち観ながらもう一泊ということで、二泊目は浜名湖湖畔に部屋を取りました。

 

9月は台風が多かったせいか、朝焼けが多く見られました

 鶴見区にある馬場ICから首都高横浜北線に入り、東名高速横浜青葉ICを目指します。途中大井松田IC先からの左ルートは先日の台風の影響で右ルートしか通れず、車両も増えますがスムーズに流れています。高速道路を走り出すとちょくちょく休憩するのはかえって疲れてしまうので、だいたい200kmに一度くらいで車から降り少し体を動かします。新東名を使うと最初の休憩地は浜松SA、次は滋賀県甲賀土山SAでしょうか、草津JCT東名高速に入りその先にある京滋バイパスを使って舞鶴大江ICで一般道へ。

 

舞鶴大江ICの手前にある由良川PAでトイレ休憩

 最初の訪問地は福知山市にある元伊勢外宮豊受大神社、到着したのは10:50くらい距離は約540kmを6時間位で到着しました。神社には舞鶴大江ICを降りてから約10分ほどで到着、古い町並みの中にある小高い丘に鎮座しておりました。

 

町中にある神社、人々に大事にされてきた事が感じられます

豊受大神社入り口にある社務所の壁にはこんなお知らせが

 階段を登って拝殿に向かいます、さほど大きくはないのですが本殿・拝殿を囲むように境内社が取り囲んでおり、時間をかけ参拝いたしました。

 

本殿の左右に別宮社が並んで立ち、周りを囲むように境内社が取り囲んでいます。

 社務所が開いておらず御朱印は書き置きのものを頂いてまいりました。この外宮を出て車で4〜5分のところにある元伊勢内宮皇大神社に向かいます、外宮に比べ駐車場も舗装され何か所かに分かれてありますので、多くの方が訪れるのでしょうが平日のお昼前ですのでほぼ貸し切りです。

 

こちらも小高い丘のようなところに鎮座されていました

こちらも外宮と同じように本殿を取り囲むように境内社が並んでいます

 こちらの神社の境内は広く、少し離れたところに天龍八岐龍神社や岩長姫社、日室ヶ嶽遙拝所に天岩戸神社と見どころがたくさんあります。時間をかけじっくりと参拝させていただきました。天岩戸神社社務所には普段常駐していませんと内宮の授与所で天岩戸神社御朱印も合わせていただき、外宮で頂いた書き置きの御朱印にも日付を書き入れていただくなど、大変良くしていただきました。

 

朽ちた切り株の中にカエルが三体、確か猿田彦大神の使いがカエルですね

 社務所の脇から北に進める通路を下って日室ヶ嶽遙拝所に天岩戸神社に行くことができます、神社入口を左に進む道路と合流する手前に遥拝所がありますが、遮る木々も無くなり三角形のきれいな稜線を見せる日室ヶ嶽が見通せ、山の姿から人が山を神聖視し信仰する理由がよくわかります。

 

一願成就の文字が並ぶ遙拝所

 道を進むと龍燈明神の祠が有り、急な石段を降ると社務所、更に下って天岩戸神社が岩に寄り添うように姿を表します。

 

岩から鎖が下がっていますので上に登ることができます

巨大な岩に囲まれ気が集まる場所のように感じられます

 今回いくつかの神社に参拝させていただきましたが、内宮とこちらの天岩戸神社が一番気が満ちているように感じられました。パワースポットと呼んで良いのかもしれません。
 参拝してリフレッシュでき駐車場まで戻る道路脇には栗や柿などたくさん実をつけ季節を感じることができます、もう少し遅ければ紅葉も素晴らしいでしょう。と、ここまで雨の気配も有りませんでしたが途中からポツポツと雨が振り始め、車に戻る頃には雨脚も強くなり次の目的地である天橋立に向かい走りましたが、観光と参拝は翌日に日を改め丹後半島日本海側をぐるっと走って回り、伊根の舟屋を観に行くことに。日本海を左手に見ながら進んでいくと雨脚が弱くなってきたので国道脇にある浦嶋神社に参拝、こちらの神社も古く歴史を感じさせる神社でした。私が住む横浜市にも浦島丘という浦島伝説がありますが、ここ丹後半島では「助けた亀」は遭難した異国の船の船員で、感謝され異国の地で歓待された伝説が残って浦島伝説になったのではないかと感じられました。

 

浦嶋神社 手前の拝殿は新しいのですが、奥の本殿は風雨にさらされた時を感じました

 国道178から伊根に下って行った突き当り左側に伊根町観光協会の駐車スペースがありますので、そこに車を止めしばし観光しながら向井酒造という造り酒屋で地酒を購入し、宿に向かいました。
 地元で古くから飲まれ愛されてきたお酒ですから、絶対にこの海で取れる魚との相性はいいはず。と着飾った吟醸ではなく火入れされている普通の純米酒を頂いてきました。ちなみに直前に参拝した浦嶋神社に奉納されていたお神酒がこちらのお酒でした。

 

伊根の舟屋、有名ですね

日本の中でも海と人の生活が一体になっている環境は多くありませんね