お盆

 義母はどちらかと言うと地域とのつながりを大切にする人で、コロナ禍の頃「盆と正月でもこっちに来るな」と言われておりましたが、5類に移行する辺りから呪縛からも解けたようで久しぶりに墓参りしてまいりました。とはいえ掃除して花と線香を上げお参りしたらフリーなので、クルマで1時間ほどの富士宮にある山宮浅間神社(全国にある浅間神社の元宮)に参拝して参りました。神社と言っても富士山を遥拝した場所が遥拝所として浅間神社の元になった神社で、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」としてユネスコ世界遺産に登録された日本の世界遺産の対象でもあります。

富士山が御神体なので本殿は無く、富士山を望むところに拝礼する場所があるだけです。

 やはり熱せられた建物を通り越して来た熱風ではなく、木々の木陰を渡る風の気持ちいい事。このまま蜻蛉返りで実家に戻るのも癪なので、富士吉田までの交通情報を見るとスムーズに流れていたので北口本宮浅間大社にもお参りしていこうと、富士山の西側をぐるりと回り込んで向かう事に。

 お盆の時期に近い土曜日でしたがクルマの流れもスムーズで、バイクで富士五湖周辺をツーリングした時より気持ち良く走れた感じです。こちらにもクルマで約1時間ほどで到着し、杉の巨木に囲まれた神社を参拝。樹々の大きさや雄大な自然の豊かさは富士宮にある「富士山本宮浅間大社」よりも立派な神社でした。

木造の鳥居では日本最大だそうです。

 多くの方が参拝されていましたが、この日は中国語が多く飛び交っていたように感じられました。

本殿も立派ですが両脇にある杉の大木に圧倒されます。

なんだかお墓参りを口実に富士山嶺のツーリングになってしまいました。