記憶

 記憶とはそれ単体での存在は難しく、その事象を含む環境と紐付けされる。ってなことをどこかで聞き齧ったけど、イタ雑から案内が来てなんと2000年頃のAlfa Romeoのフロントシート下に置いてあったあのフレグランスシートを復刻したと。当時のものは45mm角くらいのピンク色のフェルトのようなもので、少しスモーキーな香りを放っていた。

 臭いと言って取り外す人も多かったように記憶していますが、復刻版。懐かしさもあり早速購入してみました。先ほど届き、早速封を開けてみると懐かしや「うん、この香り」(続けて読まないように)よく再現できましたねぇ。

 当時乗っていたのはV6 3リッターの166、2001年は「日本におけるイタリア年」の年で、パシフィコ横浜でMUSEO Alfa Romeoが開かれたり、イタリア料理が持て囃されたりと、イタリア万歳な風潮が感じられました。

記念切手、まだ持っていたりします

 国内では156とか結構走っていましたから、この匂いに懐かしさを感じる人はたくさんいるでしょうね。デスクの引き出しの奥に香りも飛んでしまった古いフレグランスシートの残骸が出てくるかも知れません。復刻版が販売されるくらいですから懐かしいと感じる人がたくさんいるんでしょうね、ノスタルジーに浸りたいおじさんが多いのか、それとも商魂逞しいのかよく分かりませんけど、とりあえず浸っておきます。

姿形は変わっていますが、ニホイは記憶のまま