夏のツーリング その3

 大野町で味噌・醤油を入手後、ツーリング時にもう一つ必ず実行している地域の神社への参拝。昨日白川郷から通ってきた国道157号線で加賀一宮・白山比咩神社(しろやまひめじんじゃ)に向かいますが、車の流れもスムーズでいつも渋滞ばかりの首都圏の一局集中は行き過ぎなようにも感じられます。

 こちらの神社の広い駐車場には乗用車用の他にも大型バスのスペースがあり、信仰が篤く参拝される方も多いようです。

御神体である白山に向かっての立派な拝殿です。

 参拝後御朱印をいただき次の目的地の小松市にある安宅住吉神社に向かいます。行った当日の気温が高く、日光を避けるように歩きますが、8月3日の夜のニュースでは石川県小松市の最高気温が39℃あったと報道されていました。これほど暑いと屋外で観光するのも命懸けです、旅行するにも季節を選ぶ必要がありますね。

 安宅住吉神社は歌舞伎の「勧進帳」の舞台となったところで、頼朝と義経の兄弟喧嘩の中逃亡する義経を捕まえるため臨時に関を築き、通ろうとする義経を逃すため、検分する武蔵坊弁慶が一芝居打ち、義経と知りつつ二人の義の強さに逃す関守富樫。という由緒から難関突破のご神霊があると多くの信仰を受けているようです。

海沿いの小高い丘に鎮座します。

この日は拝殿に上がり巫女さんから説明して頂きました。

 参拝後に関のあった海岸の方に降りてみましたが、海に浸かりたくなる陽気でした。

遊泳注意だそうです。

 このあと車に戻りこの日宿泊する温泉宿に向かいました。途中片山津温泉を通りましたがコロナの影響でしょうか廃業されているのか、雑草が生い茂る立派な宿がたくさん見受けられました。廃業された観光業の方は忸怩たる思いで決断されたのでしょうが、なんだか衰退していく日本社会の縮図のようで悲しくなりますね。

山代温泉に宿泊、この建物は「古総湯」と呼ばれる公衆浴場。

 そんな片山津温泉と打って変わり、数キロしか離れていない山代温泉では4年ぶりに地域の「山代大田楽 湯入れ行列」と言うお祭りが再開され、温泉宿に宿泊する観光客も集まり賑わっていました。