近未来

 モノづくりをする企業において自社技術の深化と周辺技術との業態開発いかんで10年後、20年後の会社の未来が見えてくるに違いありません。Digital cameraのリーディング企業と言えばCanonもその一つでしょう、8年前に有楽町国際フォーラムで開かれたCanon EXPOを何となく観に行ってイメージング技術の進化と展開に驚かされましたけど、今回久しぶりに横浜のみなとみらいで開発中の技術から見出せる未来を見せてくれるとの事で観に行ってきました。

 私らの業界とカメラは切り離せませんが、Canonはカラーコピー機からプリンターまでイメージングの入り口から出口まで一貫して作っていた会社ですから、お付き合いが長かったこともあります。初期のDTP(デスクトップパブリッシング)など、PCを道具として画像入力>編集>出力と色を合わせる事すら苦労しましたから、コモディティー化した現在の環境は夢の世界でした。

 企業としての売り物はカメラだけではなく、印刷機器から医療機器、3DからAIに半導体とそのハードにソフトウエアを組み合わせシステムとしてのビジネスソリューション展開と幅広いものでした。しかし現在開発中のイメージングセンサーの概念は、光を捉える技術ではなく光子を捉えての映像化と、量子力学の世界に近い物理学領域まで行っているのには驚きました。何が出来るんだろうのワクワクですね。

未来をワクワクさせてくれる技術は楽しいですね

 

記憶

 記憶とはそれ単体での存在は難しく、その事象を含む環境と紐付けされる。ってなことをどこかで聞き齧ったけど、イタ雑から案内が来てなんと2000年頃のAlfa Romeoのフロントシート下に置いてあったあのフレグランスシートを復刻したと。当時のものは45mm角くらいのピンク色のフェルトのようなもので、少しスモーキーな香りを放っていた。

 臭いと言って取り外す人も多かったように記憶していますが、復刻版。懐かしさもあり早速購入してみました。先ほど届き、早速封を開けてみると懐かしや「うん、この香り」(続けて読まないように)よく再現できましたねぇ。

 当時乗っていたのはV6 3リッターの166、2001年は「日本におけるイタリア年」の年で、パシフィコ横浜でMUSEO Alfa Romeoが開かれたり、イタリア料理が持て囃されたりと、イタリア万歳な風潮が感じられました。

記念切手、まだ持っていたりします

 国内では156とか結構走っていましたから、この匂いに懐かしさを感じる人はたくさんいるでしょうね。デスクの引き出しの奥に香りも飛んでしまった古いフレグランスシートの残骸が出てくるかも知れません。復刻版が販売されるくらいですから懐かしいと感じる人がたくさんいるんでしょうね、ノスタルジーに浸りたいおじさんが多いのか、それとも商魂逞しいのかよく分かりませんけど、とりあえず浸っておきます。

姿形は変わっていますが、ニホイは記憶のまま

 

シューズ

 社会に出てからというもの、お客さん(クライアント)との打ち合わせでもスーツにネクタイを強要されることもなく、デザイナーという免罪符だったのかいつもカジュアルな服装で過ごしていましたので、スーツに合わせる革靴などは片手で済むほどしか持ち合わせていません。

 反対にスニーカーなどは色々なメーカーを取っ替え引っ替え、最近ではランニングするせいかNIKEのペガサスをよく愛用していました。以前は月に400km近く走っていましたので2足を交互に履き替えていてもランニングに使っていたのは3ヶ月くらい、癖もあるのでしょうが靴底が方減りしたりすると身体にも影響するので600kmくらいで普段使い用に入れ替えていましたけど、散歩する程度では靴底が減っているだけで外観上ほとんど痛むこともありません。

 上流から頻繁に降りてくるのでランニング用のシューズばかり履いていましたが、路面とのショック緩和のため全体的にフワッとした履き心地です。個人的には路面の感触をダイレクトに伝えてくれるかちっとした靴も好きなのですが、最近お気に入りがフランスの「PATRICK」とドイツの「PUMA」。両方ともドライビングシューズのようにペダル感覚をダイレクトに足に伝えてくれる硬くて薄い靴底です。

 着る服も身体のサイズより大きいダボっとした感じの物は少ないので、靴もやっぱりスリップオンではなく、靴紐できちんと固定するものを選んでしまします。性格なんでしょうね。

左からPATRICK-EGNA・NIKE-Pegasus39・PUMA-speedcat OG + SPARCO

 

無茶だったかな?

 どうもせっかちな所があって、インフルエンザワクチンの案内が来た時に、コロナワクチンも5回目接種の案内が来たまま放置していたと思い出し、同時に打ってもらえるか予約の時に聞いてみたら可能とのこと。予防接種はワクチン接種時点での健康状態を確認するため、問診票の提示と医師による確認があるため同じことを日を分けて2回繰り返すのも面倒だなと。

 空気が乾燥して朝晩の気温の上がり下がりの大きいこの時期のクリニックは、少し体調を崩す人が多いようで、受付も待合室も患者さんがいっぱい。かみさんにコロナとインフル、ダブルで打ってくる、2種混合ワクチンだ。って言ったら「幼稚園児かよ!」と笑われた。

 年寄りは副反応が出にくい(らしい)、今まで打ったワクチンも痛みや発熱もなかったし、翌朝普通にランニングに行っていたし、大丈夫だろうと安易に決めて実行してしまった。

体調が悪くなりませんように、と祈るばかりです。

 

贅沢

 お彼岸だったので京扇子の伝統工芸士だった友人の十三回忌に墓参りに行って来ました。お墓のある清水はオーバーツーリズムで観光客で溢れかえり、どこにも立ち寄らず宿泊先の奈良に直行しました。奈良に限らず旅行で立ち寄った地方で造られた日本酒と発酵食品の味噌と醤油を醸造元で買い求め、自宅で食べる料理に使って旅行を反芻して楽しんだりしています。

 今回は御所市にある油長酒造のお酒をと思いましたが、醸造元で直販していないので取り扱っている酒屋で購入いたしました。味噌・醤油は吉野町宮滝の梅谷みそ醤油で味噌四種と醤油にポン酢を購入、宿泊は4年前にも泊まった桜井のオーベルジュ・ド・プレザンス桜井に泊まりました。

 ヨーロッパで産まれたオーベルジュと言う形態、車で旅行した先の土地のレストランで食事をしてそのまま宿泊出来る施設。ここのオーベルジュ奈良県立「なら食と農の創造国際大学」の実習施設でフレンチの(株)ひらまつが運営しており、周りの土地には温泉も観光施設も無く、奈良盆地を見渡せる小高い丘の上にあるのは農作物の畑だけ。

京都方面を望む、中央に見えるのは生駒山

 地上波TVの番組で「青空レストラン」なんて番組があり、MCの宮川大輔が旬の野菜が取れる畑でとれたてを齧っては「うっま〜い!、なにこれ」なんていうのを観て、とれたての旬の野菜をその場で食べて美味しいのは当たり前じゃん。と突っ込んだりもしますが、まさにそれを提供してくれるのがこのオーベルジュ。もちろん野菜だけでなく肉や魚もいい素材を美味しく調理していただきます。ディナーは調理されたものにお酒とのマリアージュで頂くので素材のおいしさを感じられるのは朝食。

 どのホテルでの朝食にオレンジジュースは定番ですが、やっぱり食べ頃のオレンジを直前に絞ったジュースや、濃厚でクリーミーな低温殺菌の牛乳。サラダにはまず岩塩とオリーヴオイルだけで食すと野菜の旨みが口の中に広がります。

卵料理は蕎麦粉のガレット

 手に入りにくい食材を凝った料理でいただくより、旬の食材をとれたてで食材のおいしさを最大限活かした食事は何よりも贅沢な食事だと感じました。最低でも四季折々春夏秋冬の食材でいただきたくなるオーベルジュでした。

 

お彼岸ですよ

 挨拶がわりに「お彼岸ですがまだまだ暑さが残っています」と言われています。8月の猛暑日を超える日でもランニングに向かう陽が上る前の朝4時過ぎは27℃くらいで、運動もできる気温ですが流石にお彼岸を迎えるこの頃の朝の気温は25〜26℃くらいで、顔に当たる風も気持ちよかったりします。

 先日からランニングを再開しましたが、使っていなかった身体を元に戻すのは大変で、あちこち悲鳴を上げてきますので、宥めながら少しづつ運動を継続しています。学生時代何度も繰り返した足首の捻挫で、腱の具合も悪いのでしょうが足底板からふくらはぎにつづく腱がすぐに悲鳴をあげ、右膝もそれに続いて悲鳴を上げ始めます。

 ランニング後はシャワーを浴び、すぐにアイシング。完全に部位を休ませるより低負荷で動かしてあげたほうが痛みも軽減します。目標は10km/60min切りですが、とりあえず1回のランニングで10km走れるように身体を整えることから再スタートです。

 とはいえお彼岸の週末は京都まで墓参り、その足で奈良のオーベルジュで一泊し鈴鹿から家に戻るロングツーリングです。F1を観に行くわけではありませんよ、道路が混まないといいのですが。

まだ暑い日が続きますが、朝夕は少し過ごしやすくなってきました。

 

12ヶ月点検

 GIULIAの12ヶ月点検にディーラーに車を持って行き、今回初めて代車を借りることにしました。普段通勤で車を使う事はありませんので、4年目で約20,000kmの走行距離、まぁ走った方だと思いますし性能的には市街地では扱いやすい穏やかに走ることができ、高速では力強いトルクと安定した走りで長距離走っても疲れ知らず、峠に行けば振り回して楽しめる。私にとっては最高の車に出会えて満足しています。

 でもちょっと他の車にも乗ってみたい、と言うか興味ですね、浮気ではありません。(笑 借りた車はFIAT500 CALTというグレード、排気量は1.2リッター4気筒5速デュアロジック。走り出したら非力でした、排気量が1.2リッター69psですから比べたらいけませんね。小さなエンジンをシーケンシャルモードでギアチェンジを繰り返して走ると楽しいかもしれませんが、街中では穏やかに走りたいですからAUTOでのんびりが似合っています。

前のが点検で入庫した私の車で手前の赤い500が代車です。

 一週間という短い間の相棒ですが、楽しみたいと思います。